ジェットコースター時代
予想は見事に的中し、携帯電話最大手ド〇モのショップ運営に
奔走した。
1店舗を開店後、すぐに店が軌道に乘ると2店舗目、3店舗目と次々に
オープンさせた。
売れるは売れる!新機種の発売はいつか?デザインも分からない段階で
予約は殺到!
今では考えられないが、最初はレンタル、保証金として20万円を預かる。
基本料金は39000円、通話料はべらぼうに高い。
それでもお金持ちのお客がついていたので、そこからの紹介で営業成績は
右肩上がりというより、ほぼ垂直に上昇!
お陰で、色々な人達との人脈を築けた。
会社社長、政治家、高級クラブのママ、〇社会的勢力の方々、などなど・・・
その頃は、仕事が楽しくて仕方なかった。自分の顔と実力でお金も人脈も
重い通りになる!くらいの勢いだった。
しかし、そんな栄華は長くは続かなかった。
世もバブル崩壊とともに、ほぼ全員が携帯電話を所有すると、販売契約は徐々に
下がり始めた。
このままではいけない!と思い、次の商売を始めたが、過去の栄光にすがるあまり、
無用なプライドが邪魔をして、アッという間に多額の負債を抱えることに
なってしまった。
まさに、上り詰めた景色を一瞬見た次の瞬間、急激なスピードで急降下!!
それもグルグル回ったり、右や左にくねったり・・・吐きそうなくらいの
ジェットコースター時代だった。