2019-06-04 親父の死 親父が死んだ。 もうこの世に両親はいない。 親父は統合失調症で数十年間、病院で隔離されていた。 昔の国の政策の為に、半生を病院で過ごした。 一緒に暮らした記憶もない親父。 しかし、この人がいなければ、今ここに自分も存在しない。 生前は恨んでいたが、今は感謝している。 差別や偏見、貧困に苦しんで生きてきた自分だが、シャバという 自由な場所では澄んだ空気を吸って生きてこられた。 親父にとって生きるとは何だったのか? 俺が死んだら、あの世でそれを聞いてみたい。