『うつ』とは結局自分が一番かわいいだけなのか?
もし自分の愛する家族が難病で苦しんでいたり、余命少ない癌だったり、
犯罪被害に巻き込まれたり、突然災害や事故に遭ったら・・・
自分は『うつ』だから、気分が落ち込んでいる、何もやる気が起こらない、
一日中憂鬱だ、何に対しても興味が起こらない、食欲がない、疲れが取れない!
なんてこと言ってる場合なんだろうか?
明らかに自分の『うつ』よりも苦しんでいる状況の家族に対して
咄嗟に瞬発的に、何とかして助けなければ、救わなければ、俺が代わりにならなければ・・・
と思うのではないだろうか?
自分の『うつ』のことなど忘れて、なりふり構わず動くんじゃないだろうか?
ということは、今の俺の『うつ』は上記のような不幸な現実に直面していないから
入っていられる居心地のいい箱の中にいるんじゃないだろうか?
愛する家族に何かあったら、その居心地のいい箱の蓋なんか、バアーンって開けて
飛び出して必死に助けに走るに違いない。
今の俺は、居心地のいい箱に入らせてもらっているだけで、その箱から出る勇気がなくて、周りに不幸がない超幸せ者で、それに甘えて暮らす最低のグウタラ人間なのだろう。
全く想像力のカケラもなく、安寧にあぐらをかいて、足る事を知らない愚かな人間だ。